また廃棄ピアノ
2001.09.28
カテゴリ：ピアノ調律・修理
また廃棄ピアノ
広島市中区で一軒調律した後 運送屋さんの倉庫へ行く。
先月 同業の友人から「一週間以内に家を取壊すことに
なった方が居り、そこに 古いピアノが有る。
一緒に壊されるのも しのびないので要る人はいないか」
との連絡を受けた。
本当は自分が欲しいところだが 洋琴庵は飽和状態。
ついこの前 友人宅に2台移動したばかりで 彼にもこれ以上
無理は言えない。・・・緊急避難的に運送屋さんとこにひき
あげてもらった、、という訳。
また 先月ネットで知り合った 福岡県在住のミュージシャン
の方が 古いYAMAHAのPIANOに興味があると聞いていたので
なんとかなりそう、、と思っての判断。その後連絡して
運送代負担でもらってくれることになった。助かった。
ピアノは昭和29年製のY社No100 木目（ウォルナット）。
音程が心地良く狂っている、、それもそのはず最終調律は
昭和32年1月というスジガネ入りのシロモノ・・そんじょそこ
らの未調律ピアノとは比較にならない（自慢にもなりませんが）。
引渡しまで時間的余裕が無いので細部まで手は入れられませんが、
鍵盤・アクションの調整と粗調律くらいはしておこうと
立ち寄った次第。
チューニングピンは錆びが多く、また回すのに硬い個所が沢山
あり 折れそうなのも数本あった。
今日は鍵盤調整と、とりあえずA＝435Hzくらいまで大雑把に
引き上げて終わりにした。ジャックが ひっ掛る個所があるが、
普通に音は出るようになった（^;^)。
清掃もしていないし まだまだ手が掛りそう。
